自然素材の持つ快適性
自然素材の中でも代表的なものは『木』です。化学建材とは違い、家の中をいつも快適な空気で満たしてくれます。
自然の木は見た目にもやさしく私たちを癒してくれます。木には放出される香りの癒し効果、快適な湿度調整、肌で触れて感じる暖かみがあります。心地いい空間は、気分を落ち着かせてくれます。
自然素材を使うということは、たとえそれが目に見えない部分に使われていても、様々な複合的な作用によって、家族が心から安らげる住まいを提供してくれます。
結露のない住まい
一般に結露とは、窓の内側に水滴が付くことを連想しますが、住宅にとって大きな問題となるのが、見えない部分の「結露」です。この見えない部分の「結露」が住まいの根幹を蝕む根本原因といってもいいほどです。
断熱材が壁や、天井、屋根裏、床下などに入っていない、または入っているが正しい施工がされておらず、外壁と内壁の間に隙間が出来ている場合、壁の裏側や床下などの見えないところに結露となり、そこにはカビが発生します。
現在の住宅は気密性が高いゆえに、年間を通してカビが発生する可能性が高まっています。カビを食物としたダニも発生しやすくなります。さらに、栄養豊富で湿った環境にはシロアリが住み着く絶好の場ともなります。
結露は住宅の寿命を確実に縮めるばかりか、住む人の健康にも重大な影響を及ぼします。
■アレルギー性疾患を招くカビ
カビがひき起こす病気のなかで最も関心が寄せられているのは、ぜん息や異炎などのアレルギー疾患です。室内に繁殖したカビが胞子を飛ばし、それを大量に吸い込むことでアレルギー疾患が引き起こされると考えられています。近年、幼児のぜん息が増加していることが報告されていますが、その原因の一つとしてカビの害が指摘されています。
■ダニ繁殖の源はカビ
カビの害は、胞子を吸い込むことによってアレルギー疾患を起こすだけではありません。カビが温床ととなってダニが繁殖することも問題です。ダニの被害は二通りあります。一つ目はダニに食われて痒い思いをし、皮膚炎などを起こす直接的な被害です。二つ目はダニの分や死骸を吸い込むことによって引き起こされるアレルギー疾患です。その症状としては、ぜん息、鼻炎、結膜炎などが挙げられます。とくに小児ぜん息については、その大半の原因がダニではないかと考えられています。
シックハウス
新築やリフォームした住宅に入居した人の、目がチカチカする、喉が痛い、めまいや吐き気、頭痛がする、などの「シックハウス症候群」が問題になっています。
その原因の一部は、建材や家具、日用品などから発散するホルムアルデヒドやVOC(トルエン、キシレンその他)などの揮発性の有機化合物と考えられています。
「シックハウス症候群」についてはまだ解明されていない部分もありますが、化学物質の濃度の高い空問に長期問暮らしていると健康に有害な影響が出るおそれがあります。
■シックハウス規制とダンパック
断熟材においても、まだまだ石油化学製品が多く使われ建築基準法の基準内であっても、ホルムアルデヒドと結ばれるフェノール樹脂を扱う断熱材もあります。 セルロースファイバー「ダンパック」は改正建築基準法に基づくシックハウス対策において「告示対象建材」に含まれておらず、F☆☆☆☆同等の扱いで「規制対象外」になっています。
■アスベストは含まれていません!
セルロースファイバー「ダンパック」には、アスベストは一切使用していません。セルロース繊維は植物性繊維であり、もし人体に入ることがあっても蓄積されずそのまま排出され、人体への害はありません。施工される方や、建築作業者の方に安全な製品です。